2007年12月30日日曜日

新宿ベルク


my golden place in Shinjuku
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東京に行くたびに立ち寄るのが新宿駅の地下、改札のすぐそばにあるこの店。常に込んでいて、驚異の回転率を誇る。ここのスタッフはその回転率を食材の充実につぎ込んでいるから、たまらなくうまいのである。新宿の改札を出てベルクに直行し、地上に出ずにまた戻ることもしばしある。

ただ、地主であるルミネからは退店勧告を受けるなど、その先行きが心配。[参考リンク: Berg, 応援サイト Love! Berg!]

2次曲面

金沢駅前に据えられているのが「鼓門」。地元の人間はあまり用がないのでたまにしかみない。パノラマなのでわかりにくいが、直線の部材だけで構成できる柱と違って、屋根の方が難しそうである。

駅前には大金をかけたガラスドームもあるのだが、規模が中途半端に思える。やるなら、ヨーロッパの駅のように全体を覆ってほしかった。

2007年12月27日木曜日

Museum at Night, Kanazawa 2


Museum at Night, Kanazawa 2
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金沢21世紀美術館。地上は平屋だが、地下の展示室と劇場のために階段がある。真ん中のシャフトはエレベーターで、ケーブルではなくジャッキで昇降する仕掛け。わりとみてて飽きない。建物は丸いが部屋は大概四角い。

2007年12月24日月曜日

東京文化会館


Tokyo Bunka Kaikan, night 2
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東京は、夜景だと奇麗だ。デッサンが狂いまくっている様々な輪郭が隠されるから。

東京文化会館は、前川國男の作品の中ではお気に入り。パノラマでやっと一枚のフレームにおさめることができた。

2007年12月21日金曜日

見上げた空には飛行機雲


Contrail over a campus
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昨晩のような激しい雷があったりするとやはり冬の空は晴れていてほしい、と思う。東京の冬は乾いている。

2007年12月18日火曜日

金沢:乙なY字路


Kanazawa, near the Saigawa 2
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Y字路には妙に惹かれるものがある。横尾忠則もY字路だけで画集を出しているほどであるし、タモリにY字路を語らせたら止まらないらしい。ここは犀川大橋からすぐ見えるところにあるY字路で、何度か撮影しているものの、なかなかまとめきれないところである。

なぜ「乙」なのかというと、左に行くと下りになっていて、さらに左下にある道に合流しているからである。

2007年12月13日木曜日

浮き出る天女


nymph surfacing, Florence
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フィレンツェを歩いていたら、突然目に飛び込んできた光景。ベスパと天女の路上での出会い、というよりもこれは地面に刺さっているのか??

シャッターを切った直後、後ろに移ってるドアから出てきたイタリア人のおっさんがベスパに乗ろうとしたところで、こちらに不思議そうな視線を投げかけてきた。

「。。。(こいつ、ナニやってんだ?)」という顔。

やおら、上半身のみの人形を持ち上げて抱えたところで、こちらが何に驚いているのか分かったらしい。目を合わせて笑った。

大事なものをベスパではこぶもんではないとは思うが、まさしく黄金の瞬間に出くわしたのであった。

2007年12月11日火曜日

Santiago de Compostela: 大聖堂から


Santiago de Compostela
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大聖堂からパラドールを望む。冬の金沢は雨がちだが、サンティアゴも滞在中ずっとしとしと優しい雨が降っていたような気がする。

金沢:浅野川河畔


twisted
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浅野側の主計町、料亭などが並んでいるあたり。河畔は残念なことにコンクリートの堤防で固められてしまったが、並木は大きな盆栽並みの風格である。

2007年12月10日月曜日

金沢: 路面と接点


Surfaces, Kanazawa
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建築物と地面との接点は、思った以上に印象が強い。踏ん張り感は、そういえばCGでは表現しにくい。路面の微妙な凹凸などが、意外と貢献しているのだろうか。

2007年12月9日日曜日

Dresden Hbf


Dresden Hbf
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ドレスデン中央駅。第2次大戦中の爆撃で破壊され、共産主義時代の急造建築とグローバリズムの奔流でもって涙なくしてはみれない古の黄金都市である。エルベ川沿いは、もちろん美しいのであるが。

中央駅は、工事中であるが健在。

2007年12月8日土曜日

Santiago de Compostela, wall and cathedral 2

サンティアゴ・デ・コンポステラも黄金都市の一つ。訪れたのはずいぶん昔の話ではあるが、優しい雨の降る街はよく思い出す。フィルムで撮った2枚の画を試しにスティッチしたらちゃんとつながってしまった。さすがPTGuiである。

2007年12月5日水曜日

Sendai Mediatheque, Night


Sendai Mediatheque
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こちらも夜の美術館。本来は図書館。金沢21世紀美術館と並んで、21世紀の建築を方向付けた作品になると期待。何かを生み出す力を与えてくれる。ちなみに、開放性はこちらの方が上だ。

2007年12月4日火曜日

Museum at Night


Museum at Night, Kanazawa
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金沢、夜の美術館。展示室は閉まるが建物自体は遅くまで入ることができる。歩いていると何か主客が転倒した感じを受ける。

2007年11月22日木曜日

Scratch, Florence


Scratch, Florence
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フィレンツェ、ウフィッツィ美術館付近の壁。
壁につけられた擦り傷。面白いくらいに高さが揃っている。馬車か自動車か、どちらの時代だろうか。最初の傷は、いつごろつけられたのかが気になる。

ヨーロッパの古都には場所によっては弾痕が残っている場所もあるののであるが、それはまた後日。

2007年11月21日水曜日

Afternoon, Siracusa


Afternoon, Siracusa
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再び灼熱のシラクサ。古代の都市国家だけあって、旧市街は稠密に建物が並んでいる。様々な記憶にあてられてか、ときに両手を広げればふさがってしまうほど狭い路地などを陽炎のようにふらふらとあるいていたのは、ビールをひっかけていたからだけではない。

シラクサの旧市街であるオルティジア半島の一部が軍港になっていることも、この小さな半島がどれだけ重要かを示している。アルキメデスのいたポエニ戦争の頃も、当然のこと。

どうも記憶にある色が緑にかたよっているのは、窓枠や扉の色にひっぱられているのかもしれない。

2007年11月20日火曜日

何となく デ・キリコ


Arezzo
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トスカナ地方のアレッツォの一角。何となくキリコの絵を想起したので。また行きたい街の筆頭にくるこのアレッツォは、ローマ人に征服された(というより同化した)エトルリア人の建設した都市で、数千年の歴史を持つ。古いだけあって、立地は非常に恵まれているのであろう、何故か居心地のいいところであった。ピエロ・デラ・フランチェスカの「聖十字架伝説」のフレスコ画のある教会の土台にはさらに古代の教会の遺跡があった。いたるところ、足下には長年の記憶が埋もれているのだろう。

Cloud above a Golden City


Clouds above a Golden City
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フィレンツェは、花の都といった意味だが、黄金の輝きを持っている。

このブログのタイトル Citta d'Oro とはイタリア語で「黄金の都市」。黄金と呼ぶに相応しい風景をつづっていきたいと思う。

Sky, Siracusa


Sky, Siracusa
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灼熱のシラクサ。空は青かったはずだが記憶の中では色は消えている。記憶色とは、強烈過ぎると淡くなるものかもしれない。

アルキメデスが住んでいたのはシチリアにあるギリシアの植民地であったということは、いくまで知らなかった。