2007年11月22日木曜日

Scratch, Florence


Scratch, Florence
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フィレンツェ、ウフィッツィ美術館付近の壁。
壁につけられた擦り傷。面白いくらいに高さが揃っている。馬車か自動車か、どちらの時代だろうか。最初の傷は、いつごろつけられたのかが気になる。

ヨーロッパの古都には場所によっては弾痕が残っている場所もあるののであるが、それはまた後日。

2007年11月21日水曜日

Afternoon, Siracusa


Afternoon, Siracusa
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再び灼熱のシラクサ。古代の都市国家だけあって、旧市街は稠密に建物が並んでいる。様々な記憶にあてられてか、ときに両手を広げればふさがってしまうほど狭い路地などを陽炎のようにふらふらとあるいていたのは、ビールをひっかけていたからだけではない。

シラクサの旧市街であるオルティジア半島の一部が軍港になっていることも、この小さな半島がどれだけ重要かを示している。アルキメデスのいたポエニ戦争の頃も、当然のこと。

どうも記憶にある色が緑にかたよっているのは、窓枠や扉の色にひっぱられているのかもしれない。

2007年11月20日火曜日

何となく デ・キリコ


Arezzo
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トスカナ地方のアレッツォの一角。何となくキリコの絵を想起したので。また行きたい街の筆頭にくるこのアレッツォは、ローマ人に征服された(というより同化した)エトルリア人の建設した都市で、数千年の歴史を持つ。古いだけあって、立地は非常に恵まれているのであろう、何故か居心地のいいところであった。ピエロ・デラ・フランチェスカの「聖十字架伝説」のフレスコ画のある教会の土台にはさらに古代の教会の遺跡があった。いたるところ、足下には長年の記憶が埋もれているのだろう。

Cloud above a Golden City


Clouds above a Golden City
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フィレンツェは、花の都といった意味だが、黄金の輝きを持っている。

このブログのタイトル Citta d'Oro とはイタリア語で「黄金の都市」。黄金と呼ぶに相応しい風景をつづっていきたいと思う。

Sky, Siracusa


Sky, Siracusa
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灼熱のシラクサ。空は青かったはずだが記憶の中では色は消えている。記憶色とは、強烈過ぎると淡くなるものかもしれない。

アルキメデスが住んでいたのはシチリアにあるギリシアの植民地であったということは、いくまで知らなかった。